こんにちは。もみまるです。
ブログでも何回か伝えてはいましたが、私はサッカーが好きで、するのも好きなのですが、観てるのももちろん好きで、日本代表の試合などはテレビですが観戦します。
先日、E-1選手権という大会で、サッカー日本代表が優勝をしましたが、その試合で『宮市亮』選手が右膝前十字靭帯断裂という怪我をしてしまいました。
スポーツ選手たる者、怪我はつきものなのですが、宮市選手はプロになってから何度も大きい怪我をしてきて、今回紹介する前十字靭帯の損傷や断裂だけでも、今回で4回目なのです。
10代でビッククラブに移籍して、将来有望とされていた選手なだけに、30歳前のこの大怪我は選手生命に大きく影響を与えてしまいそうです。
そんな前十字靭帯断裂という症状を紹介していきたいと思います。
概要
膝関節は、太ももの骨の大腿骨と、すねの骨の脛骨とお皿の骨の膝蓋骨で構成されています。
前十字靭帯とは、膝関節にある靭帯(骨と骨を繋ぐ組織)で、大腿骨と脛骨を繋ぐ靭帯です。
前十字靭帯は、脛骨が前方に出ない様に制限をかけている靭帯です。
他に、前十字靭帯と交差する様に後十字靭帯(脛骨が後ろに出ない様に制限をかける靭帯)と、膝関節を左右で安定させる靭帯の、外側側副靭帯と内側側副靭帯の4つの靭帯で大腿骨と脛骨を繋いでいます。
出典 ー ジョンソン&ジョンソン
前十字靭帯損傷(膝のスポーツ外傷)前十字靭帯損傷(膝のスポーツ外傷)の原因と症状、治療法について解説しています。
これらの靭帯が、断裂したり損傷してしまう事が靭帯の損傷・断裂というわけです。
原因
スポーツや日常生活で、過度なストレスが膝に加わる事で、断裂や損傷をします。
主に、ジャンプの着地、急な方向転換、ダッシュでの急停止などで起きたり、交通事故などの外からの強い衝撃によって、靭帯を傷めてしまう場合もあります。
先程の話でも、宮市選手は世界でも通用するスピードスターでしたので、急停止や方向転換などで、だいぶ膝に負担がかかっていたんでしょうね…。
症状
怪我をした瞬間は、『ブチッ』という音がしたと同時に、立ち上がる事が困難になりる事がほとんどです。
しかし、場合によってはそのまま競技を続けられますが、次第に関節内に血が溜まり、腫れが出てきて曲げ伸ばしが出来なくなります。
2週間程で、痛みと腫れは落ち着きますが、膝の不安定感が残り、運動が出来なくなります。
対処法
日常生活だけをするならば、リハビリや保存療法だけで良いですが、次第に膝の別の症状が出てきてしまい、半月板損傷や変形性膝関節症などを起こしてしまう事が多いです。
なので、長期的な目で見ると、断裂しているならば、靭帯を繋ぐ手術をする事が望ましいです。
スポーツをされている方で、続ける意思があるならば、手術の一択ではないでしょうか。
手術をするならば、術後2週間程は車椅子と松葉杖生活になります。
もちろんその間も膝関節の可動範囲を広げたり、筋力トレーニングなどのリハビリは必須になります。
リハビリの期間は、日常生活レベルならば、半年程で出来る様になりますが、競技復帰をするならば、半年以上かかります。
しかし、競技に復帰出来る可能性は高く、受傷前のレベルまで戻る場合も多いです。
復帰の目安は、充分な筋力と柔軟は勿論ですが、恐怖心を払拭できるかどうかというのも重要です。
怪我をした時のトラウマが、動作の妨げとなる事があるからです。
なので、心身共に良い状態になってから競技復帰する方が良いです。
とはいえ、復帰後1年以内に再断裂してしまうケースもあり、接触や急な方向転換には十分に注意をする事が必要です。
まとめ
大変な症状だとわかってもらえたかなと思います。
約1年のリハビリというのは、選手にとっては非常にアドバンテージで、スポーツ選手のピークである20代のほとんどをリハビリで過ごしてしまうというのは、凄いメンタルがないと出来ない事だと思います。
この様な症状であっても現役を続けていく強い意志がある宮市選手を応援したいですね。
こんな愛されている選手は、あまりいませんので、今回で初めて知った方も、是非注目していただきいですね。
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