腰椎椎間板ヘルニア
どうも!もみまるです!
今回のテーマは『腰椎椎間板ヘルニア』です!
腰痛は現代病といっても過言ではありません。
力仕事はもちろん、デスクワークでも腰痛になる可能性を秘めているからです。
便利な世の中になって、運動不足などもそうですね・・・。
腰痛持ちの方は、生活習慣を今一度考えなおすほうが良いと思います。
そして、その腰痛の中で厄介な症状が腰椎椎間板ヘルニアです。
この症状で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
そういう方たちが、少しでも改善の方に向かっていけるように、お手伝いできたらと思います。
概要
腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨を形成している骨と骨との間に、クッションのような役割を持つ軟骨が変形して、後ろに突出する病気です。
突出することによって、その近くにある神経の一部を刺激し、足やおしりに痺れや痛みを誘発させます。
原因としましては、日常生活で重たいものを持ったり、スポーツで激しい運動をすることで、椎間板に圧力がかかり、軟骨が突出してしまうことがあります。
これは、高齢になることによって、椎間板の弾力性がなくなり、ヘルニアになる場合もありますが、比較的、若い人でも発症する事もあります。
実際、私たちの病院でも、小学生で腰椎椎間板ヘルニアになってた方もおられました。
背骨の骨と骨の間の軟骨の変形ですので、頸椎椎間板ヘルニアや胸椎椎間板ヘルニアもあります。
治療
方法としては、保存療法と手術があります。
基本は保存療法で治療をしていくわけですが、長期間効果があらわれなかったり、症状が悪化していくようであれば、手術となります。
保存療法
病院で、腰の牽引をして、神経が当たっている圧を緩めてあげるのが大事です。
消炎鎮痛剤や、筋肉をやわらかくする薬を使ったり、注射を行うこともあります。
原因となっている神経に対して、麻酔薬を注入する神経ブロック注射もその一つです。
痛みが強い場合は安静にすることが大事です。
そこで、腰を安定させる方法をいくつか紹介します。
コルセット
動作をするのに、コルセットはあった方が良いかと思います。
ただし、コルセットに頼りきって、家でゆっくりしている時にも装着していてはいけません。
頼りすぎていると、筋肉をあまり使わない状態になるので、筋力が落ちてきます。
極力頼りすぎず、腰に負担がかかりそうなときにつけるほうが良いと思います。
コルセットは、筋肉をサポートし、腰をガチッと安定させてくれるので、こういう症状の人には必需品です。
っと言われても、どんなコルセットをすれば良いのかわからないって方もいると思います。
なので、大きく分けて2つ紹介します。
既製品コルセット
既製品コルセットとは、ドラックストアやスポーツ用品店、ネットショップでも買えるコルセットです。
主にサイズで分かれているコルセットで、磁器の入った物もあります。
どれが良いのかと聞かれても、把握できないぐらい沢山コルセットは出回っています。
選ぶ基準としては、サイズとコルセットの太さ、コルセットの厚さなのかなと思います。
太さというのは、腰~骨盤にかかっているコルセットの接地面で、そこが細ければ固定力は少し落ちるけど、動きやすい。
太ければ、固定力は増すが、動きずらいといった感じです。
厚さは、夏場であれば、メッシュタイプのコルセットだと蒸れにくいので、そういうコルセットを選ぶのも良いと思います。
また、磁器の入ったコルセットなのですが、これは個人の感じ方次第だと思うので、私の場合は高い費用をかけてまで、そこを重視する必要はないかと思います。
とにかく自分の生活スタイルに合わせて選ぶとよいと思います。
オーダーメイドコルセット
このコルセットは、病院などで義士装具士さんに、自分の身体に合わせて作ってもらうコルセットで、一番体にフィットするコルセットになります。
費用が物にもよりますが、3万円前後かかってしまいます。
ただ、保険適用なので、負担額は安くできると思います。
オーダーメイドはつくりがしっかりしているので、傷みにくいです。
オーダーメイドのコルセットを作りたい場合は、医師と相談し、義士装具士さんと打ち合わせをしてください。
テーピング
これに関しては、コルセットがあれば日常生活をしている分には必要ありませんが、スポーツなどをする人や、コルセットでは動きずらいと感じる方には筋肉のサポートになって良いと思います。
腰に不安のある方は貼っておくといいと思います。
今回もキネシオテープの貼り方を説明しますね!
ただ、これは腰から背中に貼る方法なので、自分で貼るには厳しいと思うので、どなたかに貼ってもらってください。
貼り方は非常に簡単です!
※ 音なしでもご覧いただける様になっております
このテーピングは、あくまで腰を安定させるものなので、痛みや痺れが取れるわけではありません。
キネシオテープ用のハサミです。
切れ味が鋭いので注意してください!
手術
手術は、突出した椎間板を切除する方法が一般的で、内視鏡などで、傷を最小限に抑える手術方法もあります。
症状がひどい場合は、金属で骨を固定する椎間固定術も行われます。
そして、レーザー治療法。
保険がききませんが、手術時間が20分程度で済み、日帰りできて、傷口がほとんど残らない。
ただし、全てのヘルニアに対しては有効ではなく、複数回施術が必要場合もあります。
保険適用外というのが怖いところですが、一つの選択肢として持っておくと良いと思います。
リハビリ
筋力トレーニング
ここで紹介する筋力トレーニングは、腰痛持ちの方でも、腰に負担のかからない方法を紹介します。
とはいえ、少しでも痛みを感じるようでしたら中止してください。
※ 音なしでもご覧いただける様になっております。
ストレッチ
腰痛は、子供から大人までなる症状なので、誰でも簡単にできる方法を紹介したいと思い、子供にモデルをしてもらいました。
正確には、本人がYouTubeに出たいと希望してきたので・・・。
さすがYouTube!!
ストレッチのコツ
- 一種目、20~30秒伸ばす。
- できれば朝晩おこなう
- お風呂上がりの体が温まったときにおこなうと効果が高い。
- 息を止めないで、自然な呼吸でおこなう。
- 反動をつけず、じわじわゆっくり伸ばす。
- 痛みがきつくでるところまでやらない。
- できるだけ毎日する。
※ 音なしでもご覧いただける様になっております
まとめ
椎間板ヘルニアは、リハビリや注射などで改善することはありますが、椎間板が完全に治っているわけではありませんので、痛みや痺れが再発することはよくあります。
なので、なるべくそうならないように、無理のないストレッチや筋力トレーニング、そして生活習慣を見直すといったことを心掛けるようにしましょう。
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