腰椎牽引機器

その他

こんにちは!もみまるです!

 

今回は、先日、新しく入荷された腰椎牽引機器の説明をしたいと思います。

 

 

昔からある牽引機器は、寝て腰を引っ張るタイプの牽引機器です。

こういうタイプの機器ですね。

これは、私が入社する20年前よりも前からから使っている牽引機器です。

 

この寝るタイプの牽引機器は、ベルトを装着するのは、スタッフが付けて、ベルトと機器をワイヤーで接続させて引っ張るといった感じです。

引っ張る時に、スタッフが手伝いますが、寝起きは基本、自力でしないといけません。

引っ張られかたの感じとしましては、腰から背中を伸ばされている感じがします。

足は、伸ばしたり、曲げたり自由に出来ますので、自分が楽だと思う体勢がとれます。

この機器に関しては、20年以上使っている機器ですので、たまに修理に出したりするのも、修理に使う部品などがなかなか入荷出来ず、まだ使えはするのですが、今回新しいタイプの牽引機器と入れ替わるという事になりました。

 

そして、今回新しく設置された牽引機器は、座るタイプの牽引機器です。

この様なタイプです。

この牽引機器は、座っていただいて、ベルトを付ければ、後は全部自動で動いていきます。

動きは、座った状態から、ゆっくり後ろに倒れていき、アームが降りてきて、ベルトが締まってきて、引っ張るといった動きです。

特徴は、まずは寝起きが難しい患者様には、全部自動で座る体制から寝る体制まで動いてくれるので楽だと思います。

引っ張られ方の感じとしましては、腰椎の3、4、5番の特に痛めやすい骨をピンポイントで引っ張られている感覚です。

前の寝て引っ張るタイプの牽引機器よりも、アームの当たり具合によっては、脇が痛くなったりしやすいのが欠点かなと思います。

脇が痛いので腕が上がっていくと、どんどん引っ張られるので、最初引っ張られる時は、しっかりと脇を絞めて堪える様にして下さい。

 

現在、私の病院では、寝るタイプと座るタイプを2つずつ設置していますので、お好みで選んでいただけます。

どちらも効果は同じですので、どちらが良いとは一概にはいえませんが、新しい座るタイプは、寝て引っ張るタイプから改良されて作られた牽引機器なので、体の事をより考えて作られている機器だと思います。

しかし、座るタイプの牽引機器が製造されていても、まだまだ寝るタイプの牽引機器も販売はされているので、寝て引っ張るタイプの方が良いと感じる人も多いのだと思います。

ですので、どちらで引っ張りたいのかを伝えていただけたら、リハビリの時に対応させていただきますので、気兼ねなくおっしゃってください。

 

 

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